尚按司加那志

20230528 / HI-TEC-C 0.25 丸ペン / A5

15~16世紀琉球 尚泰久王の次女、「當按司」とも。
「林鳳に嫁ぎ、その後泊里主に嫁ぐ」とのみ伝わる。 泊里主を尚徳王の代に泊地頭に任じられた泊宗重と比定すると、その妻・泊大阿母潮花司(トマリオーアムスーパナチカサ)が彼女であるとする説がある。

配偶者の「林鳳」は名前から久米村の華人(もしくはその末裔)と仮定し、明代風の衣装を着せています。
尚泰久は自らの不安定な王位を盤石にするべく、長女の西按司加那志(百十踏揚)を有力な地方司である阿麻和利に嫁がせました。
となれば、妹姫の方も貿易や外政に大きな影響力を持ち、独立した勢力である華人を懐柔するため関係を結ばせてもおかしくないかなと。
琉球の中の異国であった久米の地に独り嫁いだ幼い少女の姿を思い描きました。

date: 2023-06-05 | Category: Gallery | No Comments »

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